※著者からの「読者サービス」のお知らせ
孫子塾の佐野寿龍です。おかげ様をもちまして拙著【孫子正解】シリーズ(第八回まで既刊)は孫子兵法の独習用テキストとして高い評価を頂いております。
また、その入門篇としての【孫子 一問一答】シリーズ(第四回まで既刊)は、これまで孫子塾に寄せられました孫子に関わる数々の疑問やご質問に対し、一つひとつ正面から取り上げ、真摯かつ丁寧に、的確かつ明快にお答えするものであるため、難解な孫子が具体的で分かり易く、面白い読み物であるとのご好評を頂いております。
ところで、孫子塾では上記書籍の出版と併せまして、孫子の理解をますます深め、その論理を体得して頂くことを目的として下記の三講座を運営しております。
これらの講座に共通する特長は、孫子を日用の学としてとらえ、平素の実践と整理、さらに実践と整理、さらなる実践と整理というスパイラルなサイクルを繰り返すことにより、確実に孫子を修得することができるという上達構造にあります。
そこで孫子塾では、本書を購読された方々に対する読者サービスの一環として、(さらなるレベルアップを目指して)下記の三講座を受講される場合、【孫子正解】及び【孫子 一問一答】シリーズの『表紙』を提示して頂くことにより、各講座を通常料金よりも割安価格で利用できるように致しました。詳しくは下記の通りです。
Ⅰ、オンライン通信講座 「孫子に学ぶ脳力開発と情勢判断の方法」
この講座は、孫子兵法独習用テキストとしての【孫子正解】シリーズ、その入門篇としての【孫子 一問一答】シリーズを購読され、孫子兵法にさらなる興味と関心を抱き、できれば時間と場所の制約を受けず、しかもマイペースでより深く孫子兵法を学びたいという方々のご要望にお応えするものであります。
このカリキュラムは、基礎篇:〈第一篇 計〉~〈第五篇 勢〉、応用篇:〈第六篇 虚実〉~〈第十篇 地形〉、総括篇:〈第十一篇 九地〉~〈第十三篇 用間〉の三部からなり、各12回・期間六か月という構成になっております。
各々の期間中、二週間に一回、各課題に対するレポートを作成・提出して頂くというシステムですが、そのレポートに対し、塾長が直接添削し、模範解答を付して返送するというところに特長があります。
※この場合は、基礎篇に限り、¥36,720(含む消費税)のところ、¥33,000とさせて頂きます。
なお、講座の詳しい内容につきましては下記のURLをご参照ください。
Ⅱ、通学ゼミ講座 「孫子に学ぶ脳力開発と情勢判断の方法
この講座は、孫子兵法独習用テキストとしての【孫子正解】シリーズ、その入門篇としての【孫子 一問一答】シリーズを購読され、孫子兵法にさらなる興味と関心を抱き、できれば小人数の通学ゼミ形式(月二回・ワンクール六か月)で本格的に孫子兵法を体得したいという方々のご要望にお応えするものであります。
講座の基本方針は、孫子兵法を「思想の書」として解釈すること、言い換えれば、孫子を日々の小事から大事に至る日用の学としてとらえ、時事問題などをテーマに兵法的思考とは何かの判断基準を学び、その活学活用に際しての実践的方法を会得することにあります。ゼミ講座のカリキュラムは、次の通りです。
①素読(音読み、訓読み併読法)
②塾専用テキスト(孫子十三篇の解説と演習問題)の通読、及び自己講義
④孫子十三篇の全体構造と理論体系(体系図)、及び各篇の自己講義
⑤孫子解釈における各論点の解説
⑥調査研究……学習した各篇を手掛かりとして関連する調査研究を行い発表する
⑦自己学習課題……暗誦・原文筆記・書き下し文筆記・原文筆記
⑧塾長による時事問題の講義
※この場合は、月二回・ワンクール六か月のゼミ受講料 ¥36,000(含む消費税)のところ、¥32,000とさせて頂きます。
なお、講座の詳しい内容につきましては下記のURLをご参照ください。
Ⅲ、併設 拓心観道場の 「古伝空手・琉球古武術」
孫子を学ぶのになぜ古伝空手・琉球古武術なのか、と不思議に思われるかも知れません。だが、実は、極めて密接な関係にあります。例えば、彼のクラウゼヴィッツは、「マクロの現象たる戦争を、言わば個人の決闘的なミクロの戦いへ置き換えることのできる大局的観察能力・簡潔な思考方法こそが、用兵の核心をなすものである」と論じています。則ち、いわゆる剣術の大なるものが戦争であり、勝つための言わば道具たる剣術・戦争を用いる方法が兵法であるということです。
とりわけ、スポーツの場合は、まずルールがあり、それをジャッジする審判がいます。つまり、スポーツの本質は、娯楽・見世物(ショー)ですから、おのずから力比べのための条件を同じくし、その上で勝負を争うという形になります。つまりは力比べが主であり、詭道はあくまでも従となります。そうしなければ娯楽・見世物にならず興行が成り立たないからです。
これに対して、武術の場合は、ルールもなければ審判もいない、しかも二つとない自己の命を懸けての真剣勝負であり、ルールなき騙し合いというのがその本質であります。つまるところ、手段は選ばない、どんな手を使ってでも「勝つ」ことが第一義となります。おのずから相手と正面切っての力比べは禁じ手となり、必ず、まず詭道、則ち武略・計略・調略をもってすることが常道となります(まさにそのゆえに孫子が強調するがごとく情報収集が必須の課題となるのです)。
つまり孫子を学ぶには武術を学ぶに如(し)くはなしであり、かつ古伝空手・琉球古武術は、そもそも孫子兵法に由来する中国武術を源流とするものゆえに、孫子や脳力開発をリアルかつコンパクトに学ぶには最適の方法なのです。
古伝空手・琉球古武術は、日本で一般的な、いわゆる力比べ的なスポーツ空手とは似て非なる琉球古伝の真正の「武術」ゆえに誰でも年齢の如何(いかん)を問わず始めることができ、しかも生涯追及できる真なる優れものであります。
※この場合は、入会金 ¥10,000(含む消費税)のところ、半額の¥5,000とさせて頂きます。
なお、稽古内容など詳しいことにつきましては下記のURLをご参照ください。
- 2017年01月21日
- 28:日本人のルーツ『倭人はどこから来たのか』の出版のお知らせ
- 2016年01月02日
- 27:【孫子 一問一答】シリーズ 第六回の「立ち読み」のご案内
- 2015年08月13日
- 26:孫子の曰う『拙速』と、いわゆる「拙速」の典型例たる「戦争法案」との関係
- 2015年06月16日
- 25:【孫子正解】シリーズ 第十回の「立ち読み」のご案内
- 2015年06月01日
- 24:【孫子 一問一答】シリーズ 第五回の「立ち読み」のご案内
- 2017年05月23日
- ※「孫子に学ぶ脳力開発と情勢判断の方法」通学ゼミ講座 受講生募集
- 2015年01月07日
- 22:【孫子 一問一答】シリーズ 第四回の「立ち読み」のご案内
- 2014年09月29日
- 21:【孫子 一問一答】シリーズ 第三回の「立ち読み」のご案内
- 2014年07月23日
- ※著者からの「読者サービス」のお知らせ
- 2014年06月16日
- 19:電子書籍【孫子 一問一答】シリーズ第二回出版のお知らせ
- 2014年04月10日
- 18、根本的におかしいNHK・百分de名著「孫子」
- 2014年03月14日
- 17、孫子兵法の大前提となる「兵力比互角」の問題について
- 2014年01月17日
- 16、現行孫子と「竹簡孫子」の根本的な違いについて
- 2013年12月22日
- 15、〈第三篇 謀攻〉に曰う「兵力比互角の戦法」について
- 2013年12月12日
- 14、 孫子の曰う『善後策』と『拙速』の真意について
- 2013年10月30日
- 13、孫子の巻頭言と「五事」「七計」について
- 2013年08月06日
- 12、孫子の理論体系(全体構造)と体系図について
- 2013年04月18日
- 11、電子書籍【孫子正解】シリーズ第一回 出版のお知らせ
- 2012年12月27日
- 10、なぜ孫子兵法を学校で教えないのでしょうか
- 2012年05月05日
- 9、現代日本人はなぜ兵法的思考(戦略思考)が不得手なのか
- 2011年10月20日
- 8、老子と孫子の共通性について
- 2011年05月30日
- 7、孫子兵法と易経・老子・毛沢東・脳力開発との関係について
- 2011年05月24日
- 6、『敵を殺す者は怒りなり』の通説的解釈を斬る
- 2011年04月07日
- 5、 孫子の曰う『善後策』と、一般に謂う「善後策」とは似て非なるものである
- 2010年12月01日
- 4、危うきかな日本 ~尖閣ビデオ流出行為は非国民かヒーローか~
- 2010年08月26日
- 3、孫子の曰う『拙速』と、巷間いわれる「拙速」の根本的な違いについて
- 2010年05月22日
- 2、「孫子はなぜ活用できないのか」のご質問に答えて
- 2008年11月20日
- 1、孫子をなぜ学ぶ必要があるのか